うえのひろむ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのうえのひろむのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
面白かったんだけど、これで良いのか?って半分はモヤッとしている。
プロットが、ほぼ『メタルギアソリッド』だろ!っと。
コジプロに許可とったの?って不安になるほど『MGS』。
個人を特定して殺害するナノマシンって、そのままFOXDIEやんけ。
結末も、ほぼ『MGS4』。
ボンドも、スネークも選ぶ道は一緒。
ただ『007』に「“007”ではなく、ジェームズとして生きろ」って言ってくれるビックボスはいないんだぜ。
リスペクトされた先から逆輸入なのはなんとも。
スペクター全滅のくだりも、かなり強引だったと思う。
世界規模の組織なのに構成員少なすぎ(笑)
倒せないからこそのスペクター=亡霊なのに。
ダニエル・クレイグ最終作でなければなと、少し残念。

相変わらずアクションは派手だし見応えはある。
大暴れするDB5も、とても素敵!
そしてクレイグ=ボンドのシリーズは、今までの一話完結型と違って、ストーリーが繋がってるから、ボンドの人物像を深掘りできたのは良かったと思う。
女性に一途なボンドというのも、新しかった。
アクティブな女性が多いのも時代の要請だなって思う。
時代の流れを取り込むのは上手。
ボンドが00に復帰してから「00何番?」と聞きまくる、現“007”のノーミは笑えた。
象徴的な番号ではあるけど、あくまで“007”はコードネームに過ぎないって実感。

2021年81本目
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