あかペン先生

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのあかペン先生のレビュー・感想・評価

3.5
IMAX字幕鑑賞。
2021年229本目。

ダニエル・クレイグ版、007最終作。
うーーーーん、、、。
他のレビュアーの方達の評価が高いのですが正直自分には微妙で残念な出来でした。。。

鑑賞して感じたのは前半と後半で監督別で撮ってないのか?と疑うくらい内容が違いました。
物語前半は【スカイフォール】【スペクター】のような息もつかせぬ展開だったが後半からの失速と物語の内容が詰め込みすぎて駆け足気味の消化になってしまったのが気になりました。

また今作では上品でスマートなボンドがあまり見られなかった。スーツをビシッと着こなし華麗に任務をこなす姿よりもワイルドさが目立っていた(一応引退した設定だからしょーがない所はあるが

それでもキューバを舞台にした銃撃戦のシーンは自分の見たかったボンドだったので良かったです。
相棒を演じた女優さんも綺麗で良かったなぁ〜
後は前半のカーチェイスシーン。

アクションは見応え抜群でしたが、今作の敵役を演じたラミ・マレックが微妙でした。
脚本の犠牲にされた感が否めない。

まず最初の登場までが遅すぎるし、思想や犯行動機もイマイチだし、あととにかく小物感が拭えなかった。
他にも敵キャラとして登場したサイクロプスももっと見せ場になるシーン作れただろというくらい勿体ないキャラだった。

ネタバレになるのであまり言えませんがほんとにキャラの使い捨てがどーにも気になった。
後半がとにかくガチャガチャしすぎ。

そしてボンドの最期は賛否両論かと、、、
自分は『ないわ(否定)』でした。

【スペクター】で綺麗に終わっただけに今作は蛇足であると感じる出来だと個人的に思います。

【過去が追ってくる】【復讐】というワードが印象的でした。

兎にも角にも6代目ジェームズ・ボンドを15年演じたダニエル・クレイグさんお疲れ様でした!!
あかペン先生

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