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007/ノー・タイム・トゥ・ダイのTENのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

007シリーズ25作品目。ダニエルクレイグ版ボンド5作品目。最後のダニエルクレイグボンド。

IMAXwithLaserにて。

シリーズ史上最高のカタルシスです。今までの全007の集大成であり総決算。アクション然りダニエルクレイグ版ボンドの描き方然り完璧だったと言わざるを得ない。

映画館で鑑賞し終わった後、帰り道でもずっと涙が止まらかったのは初めてです。

オープニングのビリーアイリッシュの主題歌「No Time To Die」も曲として最高だし、OP映像に入るタイミングも完璧です。(タイトルと歌名被せてきてくれて嬉しい)

そこからお互いの過去による交差が起きるわけですけど、途中で出てきたパロマ(アナ・デ・アルマス)はチョイ役ボンドガールとして魅力的すぎるし、後任の007が出てくるのも新しくて面白い。フェリックスとの別れは以外とあっさりだなあと思ってしまったが、それも諜報部員同士の友人だからこその薄さなのかなと勝手に解釈しました。

ヴェスパーとの事をずっと引きずってきたボンドが改めてマドレーヌを愛して過去や真実に右往左往するのも良かったし、娘との出会いも今までの007じゃ絶対あり得なかったけど、ダニエルクレイグ版のボンドとしては凄い刺さる。

毎度の如く、大ボス(ラミマレック)は強いのか弱いのかあやふやでしたけど、極悪非道さでいえばかなり極悪非道だったので許します。

そこから本当に6代目ならではの完結に至る訳でしたけど、、、
最後の最後に「あの子は青い目」ってマドレーヌが言って、それをボンドが少し微笑みながら透き通った顔で「I know」って2回繰り返す、、あんなのズルい、号泣しない訳がないじゃないですか、そんな事そんな顔であのジェームズボンドに言われたら、、😢
今まで国のため人間のために立ち向かい続けてきたボンドが最後には自分の家族のために立ち向かったんですよ!?大号泣。

「レオン」「ローガン」「アベンジャーズエンドゲーム」と似ている、おじさんかお父さんが、娘もしくは女の子を守って死ぬっていうシナリオ。これズルい。このシナリオで泣かなかった事がないですもん。

いや本当に最高だった。シリーズ物という斬新さと人間らしいボンドが個性だったと思いますけど、歴代007で6代目のダニエルクレイグ版007が1番好きになりました。ありがとう。

そして次のボンド予想楽しみ。
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