YOKOZUNA

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのYOKOZUNAのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

キャラクター描写とアクションシーンがすごく良い。特にパロマ、いかにもやらかしそうな前フリしておいて、きっちり完璧な仕事するとこ、めちゃかっこいい!あとフェリックス、あんな惨めな最期に、幸せな生き方だったよなって、、

一方、ストーリー展開や設定については、ナノテクは一生モノ(だから絶望)って話だけど、なんか前に居場所がわかるヤツ注射してなかったか?Qめっちゃ見失ってたけど?とか、焦って工場にミサイル撃つ必要なかったよね?とか、ツッコミどころ満載。

ただこれだけノイズが多くても、見応えを感じさせる腕力がある。脚本の白紙化やクレイグの怪我等でスケジュールが厳しい中、細かいところは潔くあきらめ、メインテーマを最大限に輝かせる、限られたリソースの選択と集中。

サフィンに関しても、和テイストが好きなの、かな、、ってくらいの印象しかなく悪の親玉としての魅力に欠けるが、とにかく「ジェームズ・ボンド」を殺す毒を与えるための役回り。時代に取り残される007をいくらか更新し、そしてついにはケリをつけたクレイグボンドでした。ありがとう、ジェームズ。
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