げんげん

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのげんげんのレビュー・感想・評価

4.2
ダニエルクレイグ版007の5作目、そして最終作。

面白いです。163分と長いのですが全然長さ感じません!ただしクレイグ版007シリーズ全てを見ていることが前提。見ていないとヴェスパーやマドレーヌ、ホワイトやブロフェルド、フィリックスという登場人物との関係性がさっぱり分からないと思います。ここら辺が掴めていないと面白さが半減どころか100分の1ぐらいになるかと。
シリーズの集大成なんで全て繋がっているのです。

結構ベタな展開にしたなぁとも思うのですがシリーズラストの集大成としては綺麗にまとめられてると思います。『サム・メンデス→(ダニー・ボイル)』とオスカー監督の後を引き継ぐって相当なプレッシャーだと思いますが、フクナガ監督に拍手です。これまでと比べて、よりサスペンスタッチで進んでいくストーリーも◎

新キャラで新007のノーミ、CIAのパリスが登場。この新キャラの2人はめちゃくちゃキャラ立ちしています。

特にパリス役のアナ・デ・アルマスめちゃくちゃ可愛いです。この人ナイブスアウトのヒロインなんですね。全然雰囲気違うから気づきませんでした。
気づかないといえばマドレーヌ役のレア・セドゥ。彼女はミッションインポッシブル4の殺し屋役の女優だったんですね。こんな雰囲気変わるの凄い。

これだけのシリーズだからちゃんとしたオファーやオーディションを経ている人達ばかりなのでみなさんの演技流石です。
印象薄いけど悪役のラミ・マレックも良いですよ。

最終作だから満点にしたいけど、自分はやっぱりシリーズではスカイフォールが傑作と思っているので…

2021年86本目
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