いみみ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのいみみのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かった。3時間弱の作品だが、退屈だなぁとか思うことが全くなく、どのシーンもめっちゃ面白かった。最後だけはもう少し予想外な何かあったらもっと嬉しかったかな。非科学的・非合理的みたいなツッコミは無限に出来る訳だけど、そういうとこで減点するような映画ではない。面白いしカッコイイので、よし!

ラストに涙みたいな感想が多い気がするが、ラストに感動は全くしなかった。まぁそうなるかなって感じだったし。あと、007やその周囲の人たちは特別すぎて感情移入がしにくいというのもある気がする。てか、「触れるもの全て傷つける」ともともと言われていた007が、触れたら本当に他人を傷つける状態になるって、ギャグかな?ってちょっと思ってしまった……感動を求めて観てないので、よし。

結構年月が経つ感じのストーリーだったようだが、映画というフォーマットだとなかなかその重さを描くのが難しそうだな、と思った。すぐ再開しちゃったように見えてちょっと軽く見えちゃったな。年月が経つ感じのストーリーが個人的にはかなり好きな分、ちょっと勿体なくも感じた。

登場キャラクターがとにかくめちゃくちゃ良い。特に、少ししか登場しないパロマがめっちゃ気に入ったのは俺がオタクな趣味してるからかと思ったけど、感想でみんな気に入ってるみたいで安心した。ノーミが予告では00だということしか言われてなかったけどなんと007だったというのも良かった。

今作で完結しなきゃいけなかったので難しかったかもだけど、悪役側はもう少し得体のしれない状態を長く楽しみたかった気持ちもある。世界にはびこってそうなスペクターがあっけなくすぐ壊滅しちゃったのはびっくりした。その結果、あの島だけどうにかすればオッケーってなった時点でなんかだいぶ話単純になったなぁと思ってしまった。それもあって最後の方だけ少し退屈に感じたかな。

あと、やっぱ撮影で使ってる場所もめっちゃいいなあと思った。なかなか自分では行かないような、でもワクワクするような場所がいっぱい使われてて、そういうのも時間が長くても退屈しない要因かなと思う。
いみみ

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