このレビューはネタバレを含みます
2022年ぶっちぎりワーストムービー
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【以下悪口】
もう単純に話が面白くない
映像は007映画の映像なんだけどカット割がモサッとしてダサい
画面が綺麗なサブスクオリジナル映画みたいな仕上がりだった
ストーリー、フィクションのテンプレートの教材みたいだったな。
話よりも堪え難かったのがマドレーヌ
彼女が完全に"虚"で、人間じゃなくてプロットが動いてる感じだった
こんな無の女をまさか2022年に見ると思わなくて、
ありゃ人間じゃ無かったな、無がレアセドゥの皮を着てた。
序盤のボンドのマドレーヌへの仕打ちがどうしても許せなくて、窓が割れるギリギリまでマドレーヌ側が狙撃されるままにしていて鼻水垂らして泣いて懇願されてやっと助ける、っていうのあれ完全にDVの表現だったと思ってて、終盤までDV加害者がなにを言ってるんだの気持ちが抜けなかった。
即マドレーヌ疑いガン詰め縁切りの速度が早い早い、お前の愛って一体何なんだ
女の言葉には耳を貸さぬが男ブロフェルドに言われてすぐ信じる、お前の愛って一体なんなんだ
5年間気にかけもせず存在すら知らなかったものを「家族」とは？お前の言う家族って一体なんなんだ
無実だと自分が思ったら急に愛してるって言い出すの…お前〜〜お前〜〜〜？？？お前は一体………
お前の愛とは一体………
マドレーヌがボンドを愛してる設定なのは彼女自身がプロットの擬人化なのでしょうがないのだと思おうとしつつ、暴力男から逃げられない女を見せられるの辛かった。自分をあんな目に遭わせた男を愛し続けるわけがないだろ……
それから気になったのがフェリックスとのシーンがやたらエモーショナルに撮られているところなんだけど、これフェリックスがパートナーだったら墓爆破された後もフェリックスのこと信じたんじゃないかな？
女性を嘘つき呼ばわりして信じなくてすぐ捨てるのと、男性の友人は大切にして信じて失うのを嘆くのはイコールで繋がってるんだよね。
新しい007が女性とか女性エージェントと共闘とか広告打っといてクレイグ過去5作で最も男尊女卑で"非常に男性的"な007でした。
メインヒロインの虚無ぶりがパロマの魅力で相殺できないヤバさだった。
子供の件についてはもうグロすぎるので書きたくない。
新007のパンツルックとスモーキーなアイシャドウは爆イケでした。
さようなら007
