このレビューはネタバレを含みます
全体的な満足度でいうとスペクターやスカイフォールの方が個人的には高かった。。
たぶんブラッディマンデイとかL change the worldで見たことがある細菌攻撃だったから、目新しさを感じなかったせいかも。
あと、あんだけ宿敵だったスペクターがあっけなく一網打尽されて、ちょっと間抜けだった。
ただ、個人的に納得できたのは、最後の方のシーン。
絶対に期待させない最期に監督とダニエル・クレイグの強い信念を感じた。
普通ならエンタメに寄って、最後にまだ生きてるかもと匂わせすると思うし期待してたけど、ミサイル撃ち込まれるギリギリまでしっかり映してたのはそういうことかなと。
クレイグボンドはこれで終わり!っていうきっぱりとした幕引きを選んだんだと思う。
演出に、神様の化身である能面、毒草の庭に枯山水を選んだのも良かったと思う。
監督のルーツが日系ということで、変にトラディショナルジャパンにしすぎず、欧米感覚にしては塩梅が良かった気がした。
あと、キャストは最高だった。
ラミマレックはMr.Robotから単純に好きだし、アナデアルマスはもう一度ダニエルと共演してほしかったから歓喜だし、レアセドゥも相変わらず自立しててカッコよかった。
総じて、クレイグボンドの最後の作品としては満足という感じです。