えんどぅー

少女は夜明けに夢をみる/ 夜明けの夢のえんどぅーのレビュー・感想・評価

4.1
『存在のない子供たち』を思い出した。「育てられないなら産むな」と身勝手な大人達に叫ぶのは共通してるけど、こっちの方がドキュメンタリーな分、ドスの効いた重みがある。
だって18歳の女の子が「夢は何?」って聞かれて「死ぬこと」って答える世の中って何?その歳で人生そのものを諦めたくなるほどの理不尽に見舞われた彼女たちが立ち直るのはそう簡単なことじゃない。「社会には勝てない」の言葉が本当に重かった。
あと、慰安?のために施設にきた神父みたいなオッサンに少女たちが世の中の理不尽さに対する疑問を投げかけたシーン、彼女らは救いのための答えを求めてるのに「私たちに求められているのは社会を平静に保つことだ」とか言ったときはマジで何言ってんだコイツって思った
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