キネマと海月

顔たち、ところどころのキネマと海月のレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
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★あらすじ★

映画監督アニエス・ヴァルダと写真家でアーティストのJR、年の差54歳の二人が一緒にJRの写真ブース付きトラックに乗り込み、フランスの田舎町を目指し方々で出会った人々からその土地の歴史や人生について話を聞き撮影した写真や思い入れの深い過去の一枚を大きく引き伸ばし相応しい意味が宿る場所を見つけ貼り付けていきます。そんな活動を通して映し出される心の交流を追ったドキュメンタリーロードムービー。

★感想★

50歳以上の歳の差のある二人ですがお互いに歳の差故の隔たりや気づかいのようなものは感じられず自然体で、おそらく当人同士もより良い活動や作品を目指す友の一人としてそんな意識は全く持ち合わせておらずシンプルに対等に時に意思をぶつけ合い向き合う姿がとても心地良かった。活動を通して出会う人々にポジティブな影響を与えていく様子に力をもらい改めて想いを見える形にして伝えていく大切さを教えられました。こんな心の交流のある旅をしてみたいです。観賞という形ですが共有いただけてありがたい。

★オススメ★

写真が好きな人。
アートを通じた交流に興味がある人。
ロードムービーが好きな人。
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