フワッティー

顔たち、ところどころのフワッティーのレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
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ヴァルダは、監督作の『5時から7時までのクレオ』の劇中作のゴダールを、JRに投影し、そのサングラスの下に惹かれる。JRは人々の顔を建造物の壁に貼り、その効果を追求していく。

そのほかにも、『アンダルシアの犬』の目玉と剃刀のシーン、『はなればなれに』のルーブル最短攻略シーン、アンリ・カルティエ=ブレッソンの墓の探訪など、あちこちで他の芸術が脇を固める。

最後に一行はゴダール宅を訪ねる。巧妙な悪戯で映画を彩ってみせるゴダールが憎らしい。
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