このレビューはネタバレを含みます
撮影によるクールな雰囲気を取っ払ったら、残るのは薄っぺらい狂気とまるで感情移入できないチープな恋愛要素のみ。
どんなイカれた手段で真相にたどり着いたのかと思ったら、ラリって膝枕してる間にひとつ残らず女がベラベラ喋るのを聞いてただけかよ!
話のどんでん返しによって山本美月の役柄も100%展開の為の生贄に…なんだよあの最後のダサいやりとりは(急にやり手の女スパイみたいになっちゃって)…。
一見悲劇が生んだ悲しき化け物をセンスある感じで描いてるようにも見えるけど、1ミリも感情を動かされる事なく、作り手のエゴを全体を通して感じました。