【 今日のご遺体 】
白髪みに クシを入れて
生前愛用の 紅を差す
昔みたいに べっぴんさんになった
連れ添った夫の 泣き笑い
愛する人の死は いつだって悲しい
河村 亜衣 は 15年前
父の運転する車で 事故にあった
彼女と弟を残し 父と 助手席の母が亡くなった
兄弟は 葬儀にも出れず
心の整理が つかないまま
ずっと 苦しんできた
ある葬儀で 亜衣は
女性 納棺師 満島 弥生と出会い
納棺師 という仕事に魅せられる
私の母も 納棺師のお世話になりました
母の場合は 長らく闘病生活をしていたの で 突然というのではなく 覚悟はできていました
本当に悲しいと 涙が出ない
実感が 湧かなかったのかなぁ
納棺師の方が 化粧をしてくれた
妹が 母の顔を見て 一言
痩せたねぇ
悲しみは 後からやってきた
三味線弾きながらの 弔辞
面白かったです
でも どうしても 【 おくりびと 】と
比べてしまいますね