1980年の韓国光州事件を舞台とする、タクシードライバーとその乗客、そして同志たちの物語。
しばらくは、こういう映画は現代日本の若者にこそ観てもらいたいな~、といったジジ臭い思いとともに居たのだが、途中からは自らが若者に戻ったような気持ちで映画の世界に同化していた。
お話は、どストレートである。
巻き込まれ気味の主人公はいつしか当事者となる。
死亡フラグが着実に立って着実に回収される。
楽しい宴は砲声と共に破局する。
友情、信義、矜持、信念、自己犠牲、民主主義、ジャーナリズム、シビリアンコントロール、自由。
そのような、どストレートで語り継ぐべきお話である。
蛇足
・キムチが出てきて何故か安心する
・大家の奥さん実はツンデレ