ゆとリーマン

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜のゆとリーマンのレビュー・感想・評価

4.5
1980年の韓国が舞台
と、思いきや1980年の日本も出てきて吃驚

ソウルでタクシー運転手をしているマンソプは娘と2人暮らし
家賃を滞納しているのに家賃を家主から借りようとする運転手(笑)

お金に困っているので10万ウォンでタクシーをチャーターする外国人の話しを聞き
ドイツ人記者ピーターを乗せて光州に向かうのだが、そこで見た物は…

「光州事件」という言葉だけは知っていましたが1980年の韓国でこんな惨事があったとは恥ずかしながら知りませんでした
市民に躊躇なく銃を浴びせる軍に事実なのかと怒りを抱く

2人が軍に追われているシーンは汗が出たし、市民が軍に立ち向かい助け合う姿に涙しました

そして軍人の中にもこれはおかしいと思う人がいて助ける動きに感動

劇中によく出てくる「アカ」の意味もよく理解していなかったのですが、社会主義や共産主義の象徴である赤旗の色から、共産主義者、社会主義者、共産党を指す隠語・侮蔑語だそうです

光州の人はみんな優しい
光州に行きたくなった

そしてマンソプ出てこいよ
ピーターが亡くなる前になんとかして会わせてやりたかったよ

義理人情あるお調子者をやらせたら天下一品のソン・ガンホ

ますます貴男が好きになりましたよ!