タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜のteaのネタバレレビュー・内容・結末

ソンガンホの映画観まくってる+一昨年の福田村事件で人間がいかに愚かなのかを再確認したと共に、やはり僕は単純な人間なので身を挺して助けにいく姿はグッときてしまった。

映画としてありがちなのかもしれないし、光州事件を調べてないからわからないけど、あのタクシーの運ちゃんたちが本当にいたとしたら救いだ。

かといって自分がそんな風に動けるとは思えないし、彼らも死にたくないし、恐ろしさを必死に押し殺して、不条理と闘う道を選んだんでしょう。

現代の僕らの考え方は昔の人達とは大きな枠組みでの考え方の前提が違うんだなと思う。


僕らは過去から学ぶ事が出来ないのでしょうか？




ソンガンホが好きなので、1番最初のミラー壊れた時の反応から驚嘆してしまった。
そこから徐々に徐々に変化していくグラデーションが見事すぎた。





僕はセブンの中でサマセットがミルズの家に招かれるシーンが好きなんですけど、今回の映画もそんなシーンがあって、心が通い始めるシーンが好きなんだなってわかった。
他人の事が、他人の真実の心が少しでもわかれば争っても殺しあったりまではなかなかいかないのではないか？と思ってる。
例外はあるのかもしれないし、根底の価値観が違いすぎたら厳しいとも思う。
でも、甘いと言われようが今の自分はそう思ってる。