タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜のネタバレレビュー・内容・結末

「タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜」に投稿されたネタバレ・内容・結末

国内の報道では事実を隠されていた光州事件の真実を撮影したドイツ人記者と彼を案内したタクシー運転手。
彼らの事を、光州に住む人々が1番大変なのにずっと助けてくれる。
彼らが真実を伝えてくれることに希望を託して自ら犠牲になる。
俺はいいから先に行け、のシーンが多過ぎてほぼ泣いていた。
なんとなくしか知らなかった光州事件を調べるきっかけになった。
検問でナンバープレートを見逃してくれた人のような、納得できないまま動いていた軍隊側の人間もいたことを見せてくれたのは少し安心した。
無差別の暴力の命令には思考停止しないで欲しい。
なんか旅行を思い出す
旅先で会った人ともう一度会いたいなぁと思う時はけっこうある
評判いいしポスター的に笑って泣けるほのぼの映画かなーって見たらガチな革命の話でした。

実際の映像(たぶん)がたくさん使われていて、しばらくフィクション見る気になれないくらい重かった。

人は正義の為ならなんでもできるんだなって。

「正義」の為に丸腰の人を殺すこともできるし、「正義」の為に銃弾が飛び交う中、人を助けにも行ける。
何を自分の正義にするのかってすごく大事だし、すごく難しいんだなって。

韓国の話だけど、民主主義の国は歴史の中で多かれ少なかれきっとこういうことがあったんだろうし、今も独裁国家ではこういうことがあるはず。

映画は考えられる一番幸せな終わり方をしたけれど、本当の運転手さんの行方はわかっていない。
もしかしたらあの後見つかって殺されてしまったかもしれない。
その可能性が高いから、最後あんなに辛そうに記者の人が話していたのかもしれないし。

政権批判ができる世の中って平和なんだなって。同じアジアの話だからすごくずっしりきました。
全くもって内容を知らずにずーっと観てみたいと思っていたのだが、パッケージのほのぼのさとは全く無縁の、かなり衝撃的な内容であった。

さすがのソン・ガンホ。

後半に進むにつれて目を覆いたくなるような残虐な映像に、本当に辛く、疲れているときに観るには本当に重い。

しかし、これらは事実を元に作られた映画であり、危険な目にあいながらもそれを伝えなきゃならないと奮闘した記者と、良心の呵責に苛まれるタクシー運転手、光州の人々が苦悩しながらも温かい人柄が残された、世界が知るべき映画であった。

最終的には再会することは無かったが、出来れば会わせてあげたかった。
事実というのはそんな簡単な、感動するうまい話ではないところも哀愁が漂う余韻が残る
歴史に疎いので初耳でしたこの事件…。
おじさんの泣き顔に涙腺うるみっぱなしだったんだけど、いやいや何も知らんのに流されすぎちゃいけないよ、と耐えました。しかし最後のビデオレターでべしょべしょに。結局会えなかったなんて…。名乗り出なかったのは、娘さんを一番に想う、という決意というか、けじめなのかな、なんて妄想。前半からは考えられないような後半のどシリアス。面白かったし、勉強になった!
名作!
1980年軍事独裁政権下の韓国。
光州事件を元にした実話。

序盤コミカルだか徐々にシリアスに。

ノンポリで政治的な事には無関心だったタクシー運転手の主人公が、ドイツ人記者を光州に連れて行く。
民主化運動の丸腰市民に軍が容赦なく発砲、殺戮、弾圧し、死者多数。その様子は外部には報じられず、
ノンポリだった主人公も さすがにこれはオカシイと感じて
悲惨な事実を報道し、光州市民を助けるために命がけで記者を助ける。

こんな凄惨な事件があったことを知らなかったので、その驚きと、日本も人ごとではなく気をつけたほうがいいのでは、と思った。
良い映画です。

呑気に鼻唄を歌う気の良いタクシー運転手に始まり、貧しいながらも独りで娘を育てる父親、そして、使命に燃える国民へ。
(あまりにも残酷に)刻一刻と悪化する環境の中で、人間関係の変容を通じて生じるマンソプの心情変化と、それに伴う葛藤がテンポよく過不足無く描かれていると思います。はい。文句なしに良い映画です。

デモに否定的だったマンソプが食堂での何気ない会話によって使命感が芽生えるシーンはエモい。
途中、マンソプはジェシクから「おじさんは何も分かってない。外国人の方が良く分かっている」と言われる。そのシーン自体は教養とか視座が違うからな、という印象を受けたけども、食堂のシーンと合わせて考えると、問題解決には当事者意識が大切で、当事者意識を芽生えさせる為には、自分にも出来る(自分にしか出来ない)ことがあると思えるキッカケが必要なんだと改めて感じた。
実話と言われる本作。
本ドイツのジャーナリストは、結局タクシー運転手と再会できなかった。だとすると、主人公のエピソードは創作なのかな。
ただ、民主主義がそこにあるものではなく、時には勝ち取らなければならないものであることを、知る素晴らしい作品だと思う。
主人公が毎日の暮らしに一生懸命になだけの普通の男だったからこそ、理不尽な現実を前に立ち上がることの尊さ、大きなものに立ち向かう勇気の得難さを噛み締められるのだろう。
ユ・ヘジンをはじめとした光州の運転手たちも同じだ。

冒頭で娘がかかとを踏んでいたぼろぼろの靴、
連行された人々が残していった路上の靴、
殺された青年の素足にそっと履かせた靴。
靴は「個人」の象徴だ。
誰もが意思を持っていた。
誰かの大切な人だった。
それぞれの人生があった。
だからこそ、立ち上がった。

踏みにじられる恐怖。
兵士たちが丸腰の市民を容赦なく撃ち引き摺っていくさまは、完全にジェノサイドだ。

この無差別な殺戮からまだ40年も経っていないのだと驚く。
光州事件をはじめとした民主化前の韓国を知れば知るほど、今の日本にとっても対岸の過去の火事ではないと思ってしまう。
史実がどうだったのかわからないけど、
終盤のカーチェイスは余計だったような…

検問官とのあのやり取り
そのままラストに向かった方が深みが出て良かったのに
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