明るい笑顔を振りまくタクシー運転手マンソプが登場したその瞬間から、あーこれは笑顔が溢れて止まらないやつか。そう思った。そんな中、出会う「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を払う」というドイツ人、ピーター。彼を意気揚々と乗せて始まったロードムービーは光州に到着してから、雰囲気が変わる。
今作は、1980年代に韓国軍が民主化を求める市民を大量虐殺した暴政、光州事件を描いた映画だった。それも実話をベースにした社会派。なにこのコントラスト。
真実を求めたピーターと彼を乗せたマンソプ。彼らが運んだ真実は、人々を前に進める原動になる力だった。涙なしでは見られない。感動した。
PS ソンガンホの顔面ドアップ、画持ちがよすぎる。名優です本当に。
