カザワ

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜のカザワのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

マンソプはとにかく一般人としての視点。でも光州からソウルに一度戻った時に、改めて町の平和を感じたりただのおにぎりに感慨を覚えたりと物の見え方が変わり、でもでも「真実を伝えねば」という正義感は変わらず持つことなく(ないと思いたい)ただ仕事を全うしようとする。脇役陣が映画的な確たる信念や良心を持っていて、マンソプは映画的な性格ではなかったかもしれない。そこが好きだった。

ピーターを置いてソウルに帰ろうとするマンソプとファン・テスル(へ・ユジン)のシーン、2人とも複雑な感情を絶妙な表情で演じていて、流石ー!と思った。

ピーターを乗せた光州からの帰りに軍人が見て見ぬフリをするシーンが印象的で、事件を軍人視点で描いたという「ペパーミント・キャンディー」を見たくなった。
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