このレビューはネタバレを含みます
全くもって内容を知らずにずーっと観てみたいと思っていたのだが、パッケージのほのぼのさとは全く無縁の、かなり衝撃的な内容であった。
さすがのソン・ガンホ。
後半に進むにつれて目を覆いたくなるような残虐な映像に、本当に辛く、疲れているときに観るには本当に重い。
しかし、これらは事実を元に作られた映画であり、危険な目にあいながらもそれを伝えなきゃならないと奮闘した記者と、良心の呵責に苛まれるタクシー運転手、光州の人々が苦悩しながらも温かい人柄が残された、世界が知るべき映画であった。
最終的には再会することは無かったが、出来れば会わせてあげたかった。
事実というのはそんな簡単な、感動するうまい話ではないところも哀愁が漂う余韻が残る