トラヴィスじゃない方のタクシードライバー。
市井の人々が特になんの説明もないのに義理人情に厚く自由と民主主義を信じているというのが、むしろ「ああ、そうだよな」と感じさせられる。
ソン・ガンホ筆頭に、どいつもこいつも良い面構え。
運転手が名乗り出なかったというのも、名もなき民衆たちの戦いを描いた作品として良い。史実だし。
関所の兵士がトランクの中を…のくだりで、『フューリー』を思い出した。物語としては「んなわけあるかよ！」となりそうなものだがならない。体制側の中にも闘っている人間がいる、という微かな希望。
タクシー戦隊の登場と玉砕で滝のように泣いた。🚕🚕🚕🚕🚕
