鈴木家の嘘の春陽のネタバレレビュー・内容・結末

長男が自殺をするために部屋を片付けながら窓を開けると、とても気持ち良さそうな風が吹き込んでくる。何気ない日常なら出掛けたくなる感じだが、気持ちが塞ぎこんでいるときは、死ぬなら今が良いと思える雰囲気だと思った。

無関心というより向き合うことから逃げている不器用な父親、甘やかしていると言えばそうなんだろうけど、特に異常とまでは思えない普通に子育てしているお母さん、色々不満はあるが大してひねくれもなく根っこは思いやりのある良い子な妹。あー、いるいるこう言う人たち…な家族。隣の家で起こっていそうな話だと思えたので、演者さんら流石。ただ、ちょいちょいある笑えるシーンがコメディなら良いが、この雰囲気の作品だと大振り過ぎる気がした。