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ボイス・オブ・ムーンのmLucのレビュー・感想・評価

ボイス・オブ・ムーン(1990年製作の映画)
4.0
アーティストというのは生き方の事だと思うけど、いつ何時代でも人の一生を描き切る時に、人生とは(殊に細部が)かくもアーティスティックであるということを自覚せしめんとしてくれるフェリーニの映画はやっぱり素敵じゃないかい
こんな映画撮れる人他にいない、生きるからには芸術家たらんとす(或いはどうしてもそうなってしまう)骨太のイタリア魂を感じる
人多く物多く新旧が交錯し幸せな時代に頭のネジ外れ心のタガ外れ、全ての女は1人の女であるという真理に目覚め月の声に触れてしまう男、それは私
映画って、「それは私」と思うもの、そう思う。
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