Naoya

ゴースト・ブライドのNaoyaのレビュー・感想・評価

ゴースト・ブライド(2017年製作の映画)
2.5
恋人との結婚式を挙げるため、彼の実家へと向かうが、家に着いてから不思議な空気に包まれ、次第に次々と幻想を見始めてしまう、ロシア産のゴースト・ホラー作。19世紀半ば、故人の亡骸の瞼に瞳を描き撮影すると、死者の魂を留めておけるという言い伝えを題材に、現世が舞台のホラー作品で、ホラーらしい王道のストーリーは見応えがある。徐々に迫るホラー、驚かせるホラーと、要所で見応えがあり、起承転結も序盤からしっかりあり、流れはわかりやすい。アメリカ産とはまた異なるホラーな雰囲気を楽しめるホラーでもある。オーソドックス過ぎる感はある。恐怖演出の物足りなさや、設定、構成の雑さは感じる。花嫁が生贄となる流れや、ゴーストの設定など荒さ、あまさは見えるものの、稀なロシアン・ホラーであり、魅力はある。
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