なぁんだかパッとしないなという感じ。
よく知らないけど4DXとか、なんかそっちらへんの新しい映画館体験を模索する実験的作品だったのかな。だったらまじでDVDで観ても意味なかったな。
ライトなノベルの設定ぽいSFはまだいいんだけれど、肝心の「ノイズ」っていうのがなんか意外と色んな使い方あるんだなぁと思うくらいで、いまいちアクションにもドラマにも、どっちに対してもそこまで強く作用してるように感じられず、見所っていうのが見つけにくい。
ノイズが魂とか人間の本質とかっていうのなのだとしたら、死んだときにそれが停滞するのか、どこかに流出するのか、霧散するのか、そういった観念にも触れる瞬間が観られたら良かったな。
ノイズを消すために一つの言葉や思念に思考を抑制するのは、現実でもデモや演説などでシュプレヒコールを叫んで統御するのに似ていてどこか風刺的でもあるなと思ったり。