個人的に久しぶりのステイサム劇場。
…と思いきや、ステイサム兄貴が大病院の外科医で一人娘の愛妻家？
メイクによるものなのか、普段のステイサム兄貴にはない温厚なおじいちゃん的な様相があってびっくり。
とは言え映画のメインミュージックになっている、超有名ハードロックバンドAC/DCのBack In Blackが流れ出すと徐々に普段のステイサム兄貴に。
この映画が面白いのはただのステイサム兄貴の銃ぶっぱ、悪党軍団が散り散り粉々…ってだけじゃなくて、銃犯罪が多発するシカゴ警察が機能していない事をアンチテーゼ的に皮肉って、フードを被った「死神ステイサム」が降臨して悪者を成敗するってところ。
ただの勧善懲悪で済まさずに、作中でのシカゴ市民のインターネット・ミーム（ネットを中心に広がる規範や行動理念などの事）として取り沙汰され、議論をしたり自警団的な模倣などにも発展する。
その辺りが本編とキレイに織りなす感じで描かれていて、最後は真の復讐劇（＝ステイサム劇場）で終わるのも好感触だった。
