りょーこ

クローズド・ガーデンのりょーこのレビュー・感想・評価

クローズド・ガーデン(2017年製作の映画)
3.5
あれ、これ超真面目じゃん……

禁断の園で少女のエロがうんたらかんたら~ってあったから、百合目的で借りたのにw

いやん、恥ずかしい(´Д`)

史実も絡めた、とってもシリアスな修道女のお話でした。



1954年テネシー州。

無宗教のシングルマザーに育てられたキャスリーンは、カトリックの学校や教会に通い始めたことで、神への愛に全てを捧げようと決心する。

母親に反対されつつも修道院に入ったキャスリーンは、厳しい生活の中で、神への想いにどっぷり浸かった。

しかし1964年、第2バチカン公会議により、教会や修道院の体制が一新されることとなり………



神の近くにいられる、その為に厳しい修練に耐えて、修道女になった。
だが、公会議により、その価値が下がり、実に9万人もの修道女が信仰を捨てたのだそう。

こんなことがあったんですね。。。

修道女以外も、かなりのカトリック教徒が俗世に戻ったそうです。

無宗教で不勉強の私からしたら、敷居が下がり、分かりやすくなったなぁ~程度のことなのですが、当事者には"今日からカラスは白い"と言われたようなものなのでしょうね。

そんな史実と、神しか見てない少女の成長、信仰、戸惑いを描いた、なかなかシリアスで美しい作品でした☆

修道女だけでなく、その母親で無宗教の側、昔ながらの修練を行う院長など、様々な視点で見せていて上手い。

特典の"もう1つのエンディング"を観ると、少しホッとします♪
りょーこ

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