【戦争の影💀】
こりゃ駄目だ〜😵。大林宣彦の実験的手法が力み過ぎで見事に空転している。野心作ではあるが、必ずしも成功作に非ず。
遺作の『海辺の映画館』もそうだったが、第三次大戦前を予感させる不吉なムードと主人公・窪塚俊介の二つのペルソナが生と死の狭間を往還する晩年の宮崎駿『君たちはどう生きるか』みたいなカオティックか雰囲気が強い。
宮崎駿にしろ大林宣彦にしろ全盛期よりも晩年の方が映画表現的にハードコア化していくんだけど、どうも老人監督が無理してアヴァンギャルド映画っぽいの目指すと「ぐむむ…😫💦」みたいな居心地の悪さが際立ってくる。
原作者・檀一雄への言及ばかりに気を取られていて、押し付けがましく観客へ「この時代をキミならどうする?」みたいなメッセージの植え付けばかりに走る辺りが大林宣彦っぽく説教染みていて鬱陶しいところ。
結果的に安っぽいCM風の鈴木清順の大正浪漫三部作みたいなノリに…。これでは浮かばれない!!🐙🦑