新作『少女は卒業しない』の公開を控える中川駿監督/脚本作品。
とある高校のクラスで突如行われたLGBTに関する授業。その授業をキッカケに、クラス内にLGBT当事者がいるのではないか…?という疑念を抱き探し始める者が現れるー。
とても良い短編映画だった。描いているものや高校を舞台している点においては、『彼女が好きなものは』に近い。だけど、LGBTとはみたいなところよりは、その周りの人間を俯瞰的に見つめるところに焦点化してるとこがちょっと違う(?)
今はまだ"後藤"にしか見えない笠松将演じる男子高校生の言動が魔女狩りのようでゾッとした。この映画が一番リーチしたいであろう層「学生」に是非届いて欲しい作品。そして、自分も高校生の時は「LGBT」という単語すら知らなかったかもな…と、ふと思い出した(大学の授業と映画から知っていった記憶)
あと、エンドロールがぶっちぎりで素晴らしい