このレビューはネタバレを含みます
時間を巻き戻したエンドロールのラスト、桜役の有佐さんの表情が本当に幸せそう。
あらためて冒頭の”engrish”の場面を見直すと、心からの幸せが目や表情に溢れている。
あの幸せはもう戻らないと思うと辛い。
先生だって生徒のことを思ってしたことで悪気はないだろう。
なのに生徒を苦しめる結果となってしまった。先生も苦しむのでは。
突然「当事者」となった男子生徒(しかもこの瞬間に振られてしまった)の戸惑いも、ベタベタだが印象に残る。
大人のフリをしていても先生に憧れる女子生徒、同じく先生に憧れて最後まで性の問題にリアリティを感じない男子生徒もうまい。