映画祭報告会

カランコエの花の映画祭報告会のレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
4.4
カランコエの花言葉がもつ意味
そして
その花を模したシュシュを手放す主人公
その姿は、痛く悲しい、若さゆえの限界を思い知る

制服姿の可愛い女の子が沢山出てくる映画である
それだけで画面は映え、見ているだけで楽しいし、こころ躍る
だが、それをオブラートにして
その中ではLGBTをテーマにした重たい話が進んでいく

罪深い保険教師・・愚かな担任・・最悪な馬鹿である男子生徒
『このクラスにLGBTの生徒がいる』
その一つの疑念がクラスに広まり平穏な日常は変わってしまう

本当に素晴らしい映画であった
決してJKロリコン映画(笑)では無いと断言しておく
(↑実は、この手の映画には結構抵抗感がある)
そしてLGBT映画と奇をてらっている訳でもない
男の監督がレズを描くというのは、ある意味、対岸の火事な題材であり
ファンタジー色が強くなってしがちである
自分も男なのでレズというものにどう向き合うべきかは
わからないし、わかる必要性も少ないと思うのですが

この作品で描かれてるのは、あくまで普遍的な恋心である
特にエンドロールからラストシーンへの流れの中に答えがある

カランコエの花言葉

この映画のタイトルの意味が、そこにあるのだと思った
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