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スターリンの葬送狂騒曲のtowakoのレビュー・感想・評価

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)
3.8
絶対的権力を誇ったスターリンの急死を受け、側近たちによる後継争いの火蓋が切られる。
おじさんたちのひたすらに醜い権力闘争を滑稽に描いていて笑える。
ただ邪魔者の徹底的な粛清、拷問、人の命を軽く扱う人間ばかりで、現状のロシアのことも考えると笑い事ではない戦慄。
そんな醜悪な思惑のなかで凛とした存在感を放つオルガ・キュリレンコの輝きよ…
鑑賞後に側近たちを調ベていたら史実に結構忠実であること、ベリヤの子供に対する性的暴行の数々も事実であると知りものすごく気分がわるくなった。
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