ピちゃん

ママレード・ボーイのピちゃんのレビュー・感想・評価

ママレード・ボーイ(2018年製作の映画)
1.5
過去鑑賞作品。

酷すぎる、吉沢亮だけが救い。

原作未読。有名な漫画の実写化ということで期待して鑑賞。

率直に言って酷い。私が見た恋愛映画の中でも最下位レベル。映画館で見なくて良かった。この監督の他の作品は好きだから、監督が原因ってわけではないのかな、と。

まず、視聴者置いてけぼりのまま、どんどん事が進んでいく。恋愛映画にしては真面目な作りで、長回しが多いにもかかわらず、設定はぶっ飛んでいるので、ストーリーと演出のミスマッチ感が否めない。もっとポップな雰囲気で作るべき。

主人公の女の子は、愛想がなく、口角が下がっていてかわいさが全然感じられない。そういう役柄であることは分かるが、その中にもかわいさがあるのがヒロインというものだ。桜井日奈子自体はかわいいのに、ヒロインにかわいさがないのは致命的。この映画は、相手役の吉沢亮のイケメンさだけが救い。

パンにママレードをつけて食事をするシーン。オレンジ色の照明を使っていたが、せっかく美少年の吉沢亮の良さがその照明のせいで台無し。ラケットが当たらずに、光希が倒れるシーンは意味不明。保健室でのいきなりのキスもわけがわからない。とにかく雑に作っていて、途中で見るのをリタイアしてしまった。原作ファンはさぞがっかりしただろう。私が原作ファンだったら怒り狂っていたと思う。