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殺人者の記憶法のまのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
3.6
主人公のおっさんは元殺人鬼だが、現在は年老いてアルツハイマーになってしまった。すぐ物忘れをしてしまうため、常にボイスレコーダーを持ち歩き、自分がどこに行ったか、誰と何をしたのか等をその場で記録するのが日課。そんな父を献身的に支える娘が可愛い。
そんなある日交通事故を起こしてしまうおっさんだったが、ぶつかった車の運転手がこれまた殺人鬼だと元殺人鬼のカンで一発で当てる。
その場は何事もなかったが、おっさんに気づかれたと悟った若い殺人鬼は良い人のフリをしておっさんと娘に近づく。
しかし前に会ったことをすっかり忘れており、娘も彼の紳士的な態度に騙され付き合ってしまう。
「あいつは殺人鬼だ」「娘が危ない」となったと思ったらすっかり忘れちゃって「どうも娘の父です、仲良くして下さい」となったりとおっさんの記憶と感情がコロコロと変わるのが面白い。
若い殺人鬼 VS アルツハイマーの元殺人鬼という無茶苦茶だけどユニークな設定が良い。
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