Naoya

殺人者の記憶法のNaoyaのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
2.6
アルツハイマーになった元連続殺人犯が、新たな殺人犯の登場により、忘れていた過去の殺人の習慣が蘇ってくる、クライム・アクション作。アルツハイマーを患った殺人鬼という設定が斬新で、それを軸に物語が展開していく様子は面白みがあります。構図として現代の殺人犯という設定が、より〝アルツハイマー〟という設定に活きてきている。病気としてのアルツハイマーの位置付けが都合良すぎる内容にはなっているが、進行具合はよく、良いクライム・サスペンスな雰囲気を出しています。終盤の展開の盛り上げ方は面白みがあるが、インパクトは弱め。韓国映画らしく、しっかりバイオレンスもあり、加えてコメディ要素も入っている内容。元殺人鬼の男を演じるソル・ギョングの怪演は良い。
Naoya

Naoya