原作既読。
韓国映画を観るのは（日本でリメイクしたものを除くと）初めて。
原作のソリッドな雰囲気というか、特異な文体が特徴的な作品なので、どういう風に映像化するのかなと思っていたのだけれど、まあ、途中（いかにも映画らしい）コメディタッチのシーンなんかも挟みつつの、なかなかの完成度だったのではないかと思う。韓国映画らしいアクションシーンだとか、ド派手なカースタントなんかもあって、原作とはちょっと離れてる部分もあるけれど、これはこれで、という感じで面白い。
というか原作は同じ設定だけれどもクライム・ノベルという感じでそんなに厳密にミステリ（サスペンス）的な展開ではなかった（ような気がする/だいぶ前に読んだのでちょっと記憶が曖昧）と思うので、映画の方がよりサスペンス色を強めていると感じた。
主演の人の怪演がなかなかスゴイ。
『新しい記憶』というディレクターズカット版？アナザーバージョン？があるらしいんだけど観るかどうしようかな。
