ともぞう

殺人者の記憶法のともぞうのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
4.1
父は昔、連続殺人鬼で新たな殺人鬼と娘のために対決。ただし、父はアルツハイマーで記憶をドンドン失っていくという面白い設定。
アルツハイマーのため記憶が曖昧で、どこまでが現実で、どこからが幻想なのか分からなくなっていき、最後の最後まで混沌の中で話が終わる。モヤモヤはするが、嫌な終わり方ではない。そのバランスが見事。
アルツハイマーという題材を上手く使った脚本が秀逸。

〈あらすじ〉
かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患うビョンス(ソル・ギョング)は、接触事故に遭った後にテジュという男と出会う。その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。だが、テジュが警察の人間であったことから誰もまともに取り合おうとしない。たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。そして、新たな殺人事件が発生し…。
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