まりん

ダブル/フェイスのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

ダブル/フェイス(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

凄く昔に観た、『ゆりかごを揺らす手』と言う映画を思い出した。
凄く怖かった記憶が有る。
子供も思う母親の愛情は何物にも勝る美しい物に例えられるけれど、同時に醜く怖ろしい物にもなる。

ケイティが最初から狂気の持ち主だったのか、全て不幸な出来事のせいで最初は善意だったのか。
後者だと思いたい。

か弱く、善良で、フレンドリーにしか見えないから懐に入り込むのが上手くて尚怖ろしい。自分の性癖を変えてまで。
「カッコウ」と言う鳥に良く例えられますよね。
こんな狂気じゃなくても現実社会にもそう言う子は居るので、要注意です。


だけど、どんな善良な顔で近付いて来て、心許して懐いたとしても、幼い子どもは、自分を育てた母親を選ぶと思う。
そこは試すまでも無く。
試されるのは、夫。夫婦の絆?
そうあって欲しいと願いながら、そんな綺麗ごと・・とも思ってしまう私はきっと、乗り越えられないな。
まりん

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