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バイオリン弾きのnagaoshanのレビュー・感想・評価

バイオリン弾き(2016年製作の映画)
4.1
モハマッド=アリ・タレビ監督作品!

アジア・シネマ・パラダイス映画特集①

テヘランの街でバイオリン弾き🎻で生計を立てている青年キアヌーシュ。
従兄のアパートに居候し、なけなしのお金を実家に送金している心優しい男。

ある時、音楽学校に通う女の子に一緒にコンサートをする事を誘われて喜び勇んでいたがバス停にバイオリンを忘れてしまう…

監督は7ヶ月前に愛息を交通事故で亡くして悲しみに暮れていたところ実在のバイオリン弾きのキアヌーシュを知って心動かされ映画する事になる…

本作は監督にとっての癒しになった作品ということですが全て素人の俳優さんを使い脚本もなく皆でディスカッションしながら生まれたそうです。
監督自身も監督役で出演されていますがそのシーンの素晴らしいこと…

キアヌーシュの弾く哀愁に満ち溢れるメロディ 歌詞はわからないけど愛の歌ということです

市井の人々の暮らしとささやかな幸せに溢れる作品、とても温かい…

良か映画!
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