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巴里の空の下セーヌは流れるのakubiのレビュー・感想・評価

5.0
あるパリの1日。美しく華やかなパリの光と影。
心配事のつきない日々のなかで歌い笑い、知らないうちにだれかを傷つけそして救いながら、セーヌの流れのように人生をたゆたう。
陰鬱とともにあるひとびとの笑顔と無邪気で健気な子どもたちが、なにより尊かった。
天使の遊ぶルーレットに踊らされているだけだとしても、手にした歓びは大切にしまっておく。終わらないストはないし明けない夜もないのだから。
そんなふうに今夜もわたしはわたしを、言い聞かせようとする。
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