勉強もせず暗記もできない馬鹿達のために1人の天才が壮大なカンニング計画を企てるという話。
カンニングをテーマにした映画は日本じゃ作れなさそうだし
何より全てのテストがマークシートというその国の常識ならではの話です。
見たことがないテーマなだけにカンニングの方法やその演出に感心させられることところも多々。
最初はみんな頑張らずにお金で成績を買いたいクズがお金に困って入る天才に集ってみんな自滅する話に見えてたのが
中盤は天才サイドのプライドをかけた高いが始まり、馬鹿サイドはクズっぷりがどんどん露見し
終盤に待ち受ける壮大なカンニング計画とその最中に起きる思いもよらない問題とその結末。
物語としての面白さは素晴らしい一方で
で超一流校の教師なのにテスト中は爆睡してたり、私語をする生徒に物を投げたり。
テスト中に周囲を見渡す行為が普通に許されたりと違和感を感じる設定も多々。
カンニングさせてくれ!
と廊下のど真ん中で何度も叫んでみたり
やらた響く解除で音を出して答えを伝えてみたりと本当ならとっくにバレてるような行為に周りが一切気づかなかったりと
ファンタジー的な御都合主義に守られて成功してる感じがどうしても拭えないのがマイナスポイント。
日本よりも大きく人生に関わってくる受験戦争。その緊張感の中から生まれた考えがあったからこそ成立した作品だと思います。
現地の人の感想を聞いてみたいですね。