ぶみ

スカイライン-奪還-のぶみのレビュー・感想・評価

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)
2.5
リアム・オドネル監督、フランク・グリロ主演によるSFアクションで、2010年公開『スカイライン -征服-』の続編。
突如現れ、人間を宇宙船に吸い上げてしまう宇宙人に対峙する人々を描く。
ソリッドシチュエーションスリラーかのような設定が面白かった前作と、ほぼ同じ時間軸の別の場所からの視点で物語はスタート。
著名な俳優は皆無だった前作に対し、本作ではグリロを主演に起用、スケール感も若干大きくなっているため、予算はかなり増えた模様。
前作からの繋がりのある前半は、地下鉄からの脱出劇であったり、謎の青い光の照射であったりと、SFパニックらしい展開を見せてくれるが、いかんせん問題はその先。
中盤から一気にSFアクションに舵を切っていくのだが、あれもやりたい、これも入れたいと、様々な要素を盛り込んだ結果、広げた風呂敷が畳めなくなった挙句、全てがとっ散らかってしまったため、正直観ながら飽きが来た次第。
前作より映像のクオリティはアップしたものの、映画としての質感は残念ながら下がってしまった一作。

今回も生き残る。
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