こしょう

スカイライン-奪還-のこしょうのレビュー・感想・評価

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)
3.0
スカイラインってこんなんだっけ…?と誰もが思うだろう。
ラスト20分までのグダグダ感とごちゃごちゃしたカメラワークは眠気を誘うし、あの子供が洗脳を解けるとしても、どうしてエイリアンがそんな子を作ろうとしたのかよく分からないから、話に必然性がなく、緊迫感が出てこない。まして、前作では、人間の意識が残ったままでいられる、という転換が盛り上がりを作っていたが、それも今作では二番煎じでしかないため、使えない。
じゃあどう盛り上げるか?

答えは、肉弾戦だった!

まさかのエイリアン製ロボット(脳は人間)が見せる後ろ回し蹴り、徒手格闘、シラットで切り刻まれるエイリアン、手足がちぎれても戦うアジア人、そして小規模なパシリム的カイジュウバトル。これらがラスト20分に節操なく詰め込まれ、アメリカからラオスに舞台が移ったように、しょぼくれたSFから愛すべきバカ映画に転換したのである。思えば、ラオスのニセダフトパンクが写ったところからすでにその予兆はあったんだなぁ…しかも、まだ続くって、さすがにそれは…
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