まずはダイアン・レイン
大好きな女優さんのひとりです
いやぁ、さすがにお年を召しましたね
役柄も“くたびれた”(失礼)主人公の奥さん役・・・ですから、キャスティング的には“正解っ”ってことでしょか？ 息の長い女優さんです
本作を観て、まず思い出されるのが「大統領の陰謀」（70年）です
本作もまた、時の現職大統領を辞任へと追いやった“ウォーターゲート事件”を扱った作品でした
事件をうやむやのまま終わらせたい、時のホワイトハウス(大統領・政府)はＦBＩの捜査にストップをかけます
さあ、主人公のＦBＩ副長官フェルト(リーアム・ニーソン)は、どう打って出るか？ スリリングな物語の始まりです
本作からは、『歴史のいたずら』を強く感じました
そう、個人の力ではどうすることも出来ない時代背景、主人公に課せられた運命・・・です
それは、泥沼化するベトナム戦争、再選をねらう大統領ニクソン、長く君臨し続けたＦBＩフーバー長官の死・・・でした
そんな社会の大きなうねりに翻弄される副長官フェルトやその妻を映画は暗い色調の画面で上手く描きました
