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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のjocxのレビュー・感想・評価

3.5
ボルグとマッケンロー、対照的なプレイスタイル。この試合、本当に気力、体力、頭脳、運が凝縮された試合。この映画は最後の1980年のウィンブルドン決勝での2人の試合に象徴される。冷静に試合を見つめた方が勝つのか、勝ちたいと強く望む方が勝つのか、両方なのか、しかし、終盤はそんなことを超えたところに応えがあるように思える。懐かしいウッドラケット。あの小さな面でのショットに一喜一憂する。次の年からマッケンローの時代が来て(ジミー・コナーズに一回優勝を持っていかれるが)彼も引退していく。2人が残した軌跡はテニス会を牽引していたと確信できる映画だった。ただ、人物のフォーカスと心情のフォーカスを駆使しているので、アップ映像が多く疲れてしまった。大きな映画館で見るよりミニシアターの方が向いている気がする。
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