人類の危機を救う武器は何とダンス！アイデアはスゴい…というかこんな子供の思いつきのようなのを映画にてしまう無謀とも言える行動力には感服。しかもこの映画はロシア政府の文化省みたいな所から製作資金が出ているようで…よくこの内容で許可が下りたなと思います…。
他のレビュワーの方も言っているように簡単に言うと「ハンガーゲーム」のダンス版みたいな感じです。核戦争で荒廃した街の様子はよく出来ているし、放射能の嵐？みたいな設定も良い。冒頭の銃撃戦や逃走シーンも良かっただけに、生け贄の死のダンスバトルが余計にヘンテコに強調されてしまっていますね…。試合が始まったらすぐ踊らないと焼け死ぬってもうなんなのよ…。そもそもがなぜダンスでバトルしなきゃいけないのかの納得出来る説明が不足している…。
肝心のダンスバトルも映像的に見にくいので盛り上がらない…。人の生死を決めるバトルが陽気なイメージのあるダンスだとやっぱり悲壮感とかまるで感じないのは致命的。成功しているとは思えないですが、斬新は斬新だと思うので一風変わった映画が観たい方にはオススメだと思います。自分は設定が超絶過ぎてついて行けませんでしたし、全く面白いとは思いませんでした。続編を匂わせていましたが…どうでもいい( -д-)
