特売小説

恋のしずくの特売小説のレビュー・感想・評価

恋のしずく(2018年製作の映画)
-
最悪、広島の風景と酒造りの光景を楽しめれば充分、くらいの気持ちで観賞した訳ですが、下戸だし広島に縁も所縁もないしで以てご当地映画的魅力は発見出来ず仕舞いでしたけれども。

クラウドから引っ張ってきたよくある話をそれぞれに主張し過ぎないようにする為か、煮詰めずふんわりとしたままで使用しており、故にそれを体現する人物の動機などの感情部分がスポイルされているように感じられる、延いてお互いに作用する事もなくするすると物語が滑ってゆく。

という辺りかしら、物語としてはちぃとも面白く感じられなかった理由は。

ただ二点、円熟期に差し掛かったような宮地真緒の女っぷりと。

女性主人公の、合理性を追求する性分に揺らぎを感じた時に見せる反応がいちいち可愛らしく。

萌えっちまいましたよ、と。
特売小説

特売小説