このレビューはネタバレを含みます
☆8
工事現場作業員の男と住民のささいなトラブルから裁判沙汰に発展し、そこからメディアや世論を巻き込んだ大事になっていく。
見せ方が非常にリアルなのと役者の芝居がリアル過ぎて、序盤からグイグイと引き込まれるのだが、後半はやはりレバノンという国家をある程度理解していないと小難しいのでラスト20分ぐらいは正直長く感じてしまった。
ただヤーセルの車の調子が悪くて手を差し伸べたトニー、そしてわざと悪態をついて自分を殴らせた後に謝罪したヤーセル。
この二人の行動をみるとどちらも悪者ではなく本当にちょっとしたボタンの掛け違えでこうなってしまうんだなーと色々と考えさせられてしまった。
