ヒロシー

判決、ふたつの希望のヒロシーのレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
4.0
「どうしてこうなった」映画としても一級品だし、法定サスペンスとしても素晴らしい、何故オスカー外国語映画賞を獲れなかったか不思議なぐらいの傑作。すべてのシーンに悲しみが介在している。この映画に軽々しく「何で謝らねぇんだよ」「いや殴った奴が悪いだろ」「この弁護士最低だな」と文句をつけるのは無知を晒すに等しいし、日本のネトウヨ問題のような軽々しいものと同列にしてはいけない(延長線上ではあるが)。是非町山智浩氏の書き起こしを読んでから劇場に駆け込んで欲しい。そして絶望的な世界の中でうっすらと優しさが見えた、あの車のシーンで大号泣…。
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