ぶん

判決、ふたつの希望のぶんのレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
3.9
以前池上彰の番組でわかり易く取り上げていたので良く分かりましたが、レバノンの民族と宗教とその因果関係など観る前にちょっと予習してからの方がいいと思います。

きっかけは些細な事だったのにこんなにも大ごとになってしまったのは、
その両者がパレスチナ人のヤーセルとキリスト教徒のトミーだったから。

戦争、内紛が起こした虐殺と差別は大きな傷と憎しみを生み、ずっと心の中に居着いて、集結した後も日常の生活に続いている。
このような民族問題は日本の私達にはなかなか理解し難いものがあるけれど、相手にも同じ傷が何処かに必ず潜んでいるんだと思いたいです。

彼らのアイコンタクトがふたつの希望なんでしょうね。
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